観光地から中国人観光客が減ってるらしい。国内観光は今がチャンスですかね。まあ、基本的にはオーバーツーリズムには変わりないんだろうけど。
小春日和の予報だったので、急遽、バイクに乗りました。今年の走り納めになりそうです。広島県呉市倉橋町の鹿島という島に、段々畑のピラミッドを撮影に行きました。

今回はデジカメを持っていかなかったのでスマホ(Pixel8a)での写真になります。
電熱ベストとグリップヒーター&ハンドルカバーで、上半身は快適でした(最高気温13℃)。
広島市からは、R2→R31で呉まで行き、第二音戸大橋を渡り、早瀬大橋方面へ。早瀬大橋を渡らず直進すると倉橋島へ到達します。ここまで約2時間。桂浜からさらに道なりに南下し、鹿島に渡ります。広島県最南端の有人島です。宮之口漁港という所で道は終わります。

一回、見逃してしまった看板。

ここにバイクを置いて、この細い道を上っていきます。特別に駐車場などないので、道路端に邪魔にならない場所に停めるようになります。

歩くこと5分。右にも石積みの段々畑が見られますが頂上を少し過ぎたあたりの左側に大きな段々畑が現れました。

ここから歩いて中に入ることができます。

平地が少ない鹿島では、花崗岩が風化した土壌と、山も急斜面であるため、限られた土地を有効に使うために、石垣を築いたということです。

江戸末期から昭和にかけて、海岸から背負子で石を運び上げて築いたらしい。これだけの石をよく積み上げたものだと驚かされます。

近くで見ると、こんなに綺麗に敷き詰められています。

石垣が山頂近くまで続き、城郭のような迫力があります。

右の端に階段が設けられていますが、草が生い茂っていたので上るのを断念しました。

島しょ部でよく見られる、柑橘類を運ぶための貨物レールの跡があります。

農水省主催の「第6回美しい日本のむら景観コンテスト」で、「だんだん畑のピラミッド」として選ばれ、受賞しました。
段々畑では玉ねぎ、みかん、キャベツなどが栽培されてきましたが、近年は耕作放棄地も増えているようです。
倉橋島の「くらはし桂浜温泉館」とセットで訪れるのがいいかもしれません。
ご覧いただきありがとうございます。
夕菅(ゆうすげ)